結局その夜再びトリノに泊めてもらうことになり、
とんぼ返りでトリノへ。
翌朝、Mちゃん宅のピアノを借りて少しだけ練習し、
記憶があやふやでないことを一応確認(爆!
昼にまたミラノへ行き、
同じ女子寮にチェックイン。
修道女さんは、私がフィナーレのために帰ってきたことを
とてもよろこんで、遅くなったら電話するようにと
まるで母のようなことを言って送り出してくれました。
本番直前に少し練習し、
私の前の男の子が弾き終わって休憩無しで弾ける予定が
女性審査員の「トイレ」コールで突如5分休憩。
ピアノの前でしばらく待って、
「どうぞ」の一言で審査再開となりましたが、
やっぱりセミフィナーレと同じく
しゃべるしゃべる・・・
今度は1時間まるまる弾かなければならず、
それも静かな曲ばかりなので、
さすがに気になる!!!
で、気が散りつつも1時間弾き終え、
落ち魔の私が大ポカもせずに弾き通したので、
自分の中ではまずまず合格ラインといったところでした。
その翌日は結果発表が午後にあるという予定で、
とりあえず午前中はショッピング♪
と言ってもお金もないので、見て歩くだけでしたが、
ミラノの中心には馬鹿でかいショップがずらずら並んでいるので
もう見てるだけで楽しくて☆☆☆
そして会場へ行き、ちょうど最後の演奏者が弾き終わったところでした。
結果は、15分ほどですぐに出ました。
オーディトリアムに集められ、
審査員長の、
「フィナーレの出場者の演奏は、どれも素晴らしかったが、
コンクールでは順位をつけねばならない。
選ばれなくても気を落とすな。」
という、よくある前置きに続いて名前を読み上げられました。
私は、名前を呼ばれませんでした。
それはそれとして、審査員が私の演奏をどう思ったのか、
どう評価されて落とされたのか、そこが知りたくて
彼らが壇上から降りてくるのをまっていました。
他の出場者も、みんなまっていました。
ところが・・・
なんと感じの悪い審査員長、
勝った人たちに祝福をした後、
「レストランが閉まるから、講評はしないよ」と
一目散に出て行ってしまったんです。
みんな唖然。
レストランて・・・