「ピアノでイタリアの曲を弾いてみたい」ということで、
♪ジュラさん♪がコメントでお尋ねくださいました!
ところでイタリアのピアノ曲って…??
フランス、ドイツ、スペイン、オーストリア。
この辺の国には、その国の作風というものがあります。
一方イタリアはというと…器楽で個性を持っていたのは、
チマローザ、スカルラッティまでではないでしょうか?
でもこれ、ピアノじゃなくてチェンバロの時代の話。
ピアノというイタリアで生まれた楽器が、ウィーンやパリに
渡ってしまった後は、古典派の時代もロマン派も印象派も、
イタリアはオペラに没頭していました。
イタリアでは、ピアノ科はイタリア人作曲家の曲は最低限やるだけ。
スカルラッティのソナタ、クレメンティのエチュード、これは必須。
好きな人は、現代作家のものもやってみても良いけど…程度です。
イタリアと関わりのある作品、という観点で言えば、
パラフレーズや変奏曲があります。
リストがいくつかイタリアオペラのパラフレーズを残していますし、
パガニーニのカプリースを元にした作品はたくさんありますね♪
1900年代に入れば、レスピーギもピアノ曲を書きました。
カゼッラはとても素晴らしい作曲家の一人で、しかもピアニスト。
二人とも海外で勉強した人なので、イタリアというよりは
ロシアっぽかったりフランスっぽかったり、結構複雑です。
譜を読むのはとても大変(^^;
オペラ作曲家と思われる人たちも、一応はピアノ曲を残しました。
けれど本当に本当に、少しだけ。。
というわけで、ピアノにこだわると少し難しい、
それがイタリアです。それこそがイタリアなんだと思います(笑
なので、私がピアノでイタリアを楽しみたいとき、
オペラアリアを弾き歌いっっ!!!します!本当です。
これが一番楽しいし、紛れも無くイタリアです!
声に出して歌うというのは、イタリアのいわば商標ですから☆
イタリア古典歌曲集から入って、目標はプッチーニ(笑
誰に聴かせるわけじゃないので、下手でもなんでも好きなモノを
勝手に歌って楽しんでしまえば、完全にイタリアです。
ジャンニ・スキッキの「私のお父さん」とか、
ボエームの「私の名はミミ」とか、今まで伴奏や授業で入手して
ためてある楽譜を、暇をみつけてはアレコレ歌ってます。
イタリア語がわかってても、発音しながら弾くのが難しくて、
結局母音になりますが、とーーっても気持ちが良いですよぉ♪
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