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ママピアニスト坂井加納の気まぐれピアノライフ☆

新潟で活躍するピアニスト、3児のママでもある坂井加納の日常。新潟市西区にある『ひびき音楽教室』主宰。
ごあんない
新潟市を中心に活躍する
ピアニスト『坂井加納(さかいかな)』のブログです。

**新・坂井加納の公式ブログ**

教室案内等を含めた、新しいブログを作成しました。
というわけでお引越し作業中です!
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読者のみなさまへ。 (2005.10.27)
読んでくださっているみなさまへ。

一時期、個人的な日記をそのままここへ載せてしまった時期がありました。
ちょうどイタリアへ渡ってすぐの頃です。しばらく前からは、不特定多数の人がココを訪れる可能性があることを改めて意識するように、自分自身で気をつけはじめましたが、そのような不注意で気分を害され、正直にコメントを寄せてくださった方がいました。

勝手ながらコメントもろともその記事を削除させていただきましたが、コメントに気分を害したからではなく、私のその日の記事は確かにこのネットワークの世界に公表するようなことではなかったと思ったからです。

今後はこのような不注意がないよういっそう気をつけつつ、更新をしていくつもりです。ただ、ここを訪れた方の心構えとして、記事を一ピアノ弾きの個人的な考えや出来事をつづった日記として、あくまで受け止めていただけたら、と思います。
| お知らせ | 16:48 | comments(0) | -
入学確定。 (2005.10.27)
10月26日

試験の結果が出ました。といっても、得点は試験の翌日くらいに出ていて、内部生等の秋期試験がすべて終わってからやっと新入生の名簿が発表されるという、二段構えの合格発表。その新入生名簿が、試験から一ヶ月以上経ってようやく出たというわけ。どうして内部生の試験を先にやらないのかはわかりませんが…きっとなにかワケや狙いがあるからだと思いたいです。苦笑。
で、私は無事ヴェネツィアの音楽院に入学できることになりました。先生も、評判のよかった先生になり、一安心です。さっそく登録しに行くと、事務室のお姉さんは私の顔と名前を覚えてくれたらしく(そりゃろくにしゃべれない日本人が度々訪ねていけば覚えるでしょうね…)私が「えーー」と口を開けて突っ立っている間に「登録に来たんでしょ?あと単位の振り替えをするんだったわよね??」と、てきぱき書類をそろえて並べてくれました。ところが私はここ数日間、とてつもなくスランプで、イタリア語は聞き取りも出来ずしゃべりもおぼつかず、多分2週間前の方がよくできてたと言えるくらい語学力がひどい状態。何か言われても半分も理解できず、要求もうまく伝えられず、もどかしいったらありゃしない。なんか、頭と体にすごい疲れが出ている気がします。ピアノももちろんくたびれた感じで。録音して聴いてみると、今にも止まりそうなテンションの低ーーーい演奏に、自分でがっくりって感じです。おなかだけは異様に空くのが悲しい。がっくり。どうせ腹が減るならと、ヴェネツィアやメストレをプラプラ散歩してみたり、がっつりお料理してみたりしてますが。

さて、いくらスランプでもこれからはやることがたくさん。試験結果を待っている間は何もできることがなく、わりと余裕ありましたが、入学許可が出た今、学校が始まるだけでなく、滞在許可の更新やら奨学金の申請やら…忘れ物のないようにしなければ!!
| 日常 | 16:35 | comments(4) | -
つれづれ。。 (2005.10.27)
10月21日

ここヴェネツィアでは、寒いような暑いような微妙な天気が続いておりますが…
今日は、ピアノを弾いたり買い物をしたりネットをつないだり掃除をしたり、なんだか主婦な一日でした。主婦なついでに家計簿をつけてみましたら、なんと。10月1日から20日で食費が44ユーロ。44ユーロッ!!!なんだかんだ言ってやっぱり安い?東京育ちからしてみればね。他の国々へ行った方々、どうなんでしょう。東京よりはマシでも、イタリア最高の物価と名高いヴェネツィア、ヨーロッパ水準から行けばやっぱり高いのでしょうね。

11月に本番があります。しかしながら、我が家にはアップライトしかありません。小さなアップライトピアノを、昼休みは音だし禁止で一日4時間。ピアノ椅子もないので割合手ごろな高さの食卓椅子にクッションをしいて弾いています。さすがにタッチの違いなど心配になってきました。音楽院の結果が出て晴れて学生となったら、学校の練習室を使えばいいやーと思っていたのですが、10月になったら発表しまーすと言ってまだ出ない。10月にと言われて10月頭に発表する国ではなかった。。
とはいえ、自分で選んだ練習用のアップライトですので、大学の練習室のアップライトとはわけが違います。ちゃーんと重め深めのにしてある。レッスンや試験の伴奏で、たまにグランドを弾くと、やっぱりグランドの音の伸び、包容感、ボリューム感、日本でちょうどホールのピアノを弾いたときのような感覚が手軽に(?)味わえるのであります。吉と出るか凶と出るか。今後、2年間のこの生活で、下手になっていかないことを願おう。
| 日常 | 16:34 | comments(0) | -
イタリアのお店たち。 (2005.10.13)
10月12日

朝、同居人が起きる前に散歩がてら少し遠いスーパーへ行ってみました。いつもバスで通るところです。朝10時前なのに結構な人だかり。入ってみると、あまり品揃えは良くないけれど超安い!!!近所の大きいスーパーに比べて半額もいいとこって感じ。みたことのない無名メーカー品も多かったですが、なにしろ安い。。。良いとこ発見してしまいました笑。ところでイタリア(ヴェネツィア)には、コンビニはありません、もちろん。でも、バスが通るような通りに出ると、百メートルの間隔で「スーパー、肉屋、八百屋、パン屋、バール、新聞屋、タバコ屋」の並びが必ずあり、昼食時と夜は閉まるという点を除けばまったく困ることはありません。全部合わせればコンビニよりずっと品揃えいいしね。タバコ屋はたいていタバコだけでなく、小さいお菓子や軽い文房具、バスの切符、テレホンカードがあり、場所によっては宝くじやみやげ物、生活雑貨、コピーサービスも取り扱っている不思議なお店。新聞屋は新聞の他に超多種多様なイタリアの色んな雑誌がぐあーーーっっと置いてあります。バールは、近所のおっちゃんたちが仕事の合間だかなんだかにコーヒーやお酒を飲みに来たり、ご飯を食べに来たりするところ。昼と夕方は店からおっちゃんが溢れていますが、午前中も、道端に出してあるテーブルで、のんびり一人でコーヒーを飲みつつ新聞を読んでいるおっちゃんが、どのバールにも必ずいます。
この一連が百メートル間隔であるわけですが、大通りにはこれらの一連の間に少しずつ、文房具屋、魚屋、花屋、総菜屋、ピザ屋、ジェラート屋、メガネ屋、服屋、靴屋、電器屋、家具屋、金物屋、雑貨屋、美容室、自動車教習所が挟まっていて、大通りを15分も歩けばなんでも揃ってしまうのです。そりゃーコンビニなんか要らないわなぁ。
| イタリア生活 | 23:02 | comments(2) | -
料理の時間 (2005.10.11)
10月11日

今夜はカレー。Pのあつーーーいご要望にお応えして、カレー。ある夜一人でカレーを作って食べていたとき、ちょうど帰ってきたPに少しあげたら、それから毎晩、またカレー作って!とうるさいので。笑。そのときは野菜のカレーだったんで、今日はちゃんと豚肉を買ってきて作ります。

さて、同居人Pと料理の話をしましょう。

Pは大家F氏の友人で、年はおそらく40前後の小柄で華奢なおばさん。絵を描く人で、元はヴェネツィア土産でおなじみの、仮面の絵付をしていたのだそうですが、今はやめてパネルイラストのようなものを作っているらしい。ここに来たのは2週間前。それから毎日、朝の9時半頃に起きてきて、10時前後にうちをでて、夜帰ってきて、という生活。
朝食も昼食も外でとるので、私とは夜帰ってくるまでほとんど顔を合わせないのですが、彼女が夕食を外でとらなかった日は、なんとなく一緒にご飯を食べています。私がつくったものを食べたり、別々に作って食べたりしますが。

面白いのは、彼女の食生活。いつも何かしら、パクっと食べられるスナックか甘いお菓子を常備している彼女。朝うちを出る前と、夜にパクパクつまんでいるようですが、何を隠そう彼女は料理をしない!

例えば、ある日は買ってきたパンにハムとチーズを挟んだものと、チョコレートとりんごと菓子パンと水。ある日なんか、乾麺をゆでてたっぷりのバターを乗せ、ビン入りのミートソースをからめ、チーズをガンガン削って一皿、それをポテトチップスと水と共に食し、更にその後サンドイッチを作って食べていたり。いいけどバターとかチーズは私の私物なんだけど…とけち臭く思いつつ、まぁあっても私はアナタほど使えないし、悪くなるよりかマシかとか思って放置。。

さてある日、珍しく「なにか作るわ!」とかいって台所に入ってきたので(ちなみにそのとき私はナンのような平たく硬いパンを適当に焼き、トマト缶と豆の水煮にカレーを少し足して煮込んだソースを作っていました)何を作るのか聞いたら、

「パターテ。(ジャガイモ。)」
「パターテをどうするの?」
「ゆでるの。」
「それで?」
「え、おしまい。」
「え?」

鍋を探し出し、水をいれ、冷蔵庫(!)からじゃがいもを出し、洗ってそのまま鍋に投入する彼女。
どうするんだろう。不思議でたまらない私。
一方彼女は私の作っているものに興味を示し(当たり前だ。。)、味見したいというので、
「これはあてずっぽうで初めて作ってるものだから、上手くいったらね。」

そんなこんなで二人で色々お話しながら、約10分。彼女は芋を放置して部屋へ。そりゃそうよね、まるごとゆでたらどれだけ時間かかるか。。結局私が食事を終え、大分経ってから芋がゆであがりました。大きいのを3個もゆでた彼女は、うち一つが煮崩れてしまったため(加減を見るのに刺しすぎたのよね。。)、2個を皿へ。私はたまらず、「切ってからゆでるか電子レンジを使うと早いよ。」というと、「あれの中にいれるの!?」とP。家に電子レンジがなかったとかで、使い方がまったくわからないらしい。でも彼女はソースのビンに書いてある「美味しい食べ方」を読まずに使うので、きっと電子レンジの取説も読めないでしょう。それはともかくとして、さらにたまらなくなった私は、余ったソースを使っていいよと言って、水を飲みながら食べる姿を見てました。茹で上がった芋の皮をむいて、フォークで崩し、ソースとオリーブ油をかけて、全部混ぜて食べ始めるP。
すごい食べ物だ。。

「そのソース、芋に合う?」
「ええ、とってもおいしい!!!ありがとー♪味見してみる??」
「…いい。」
その夜の彼女の食事は、それにチーズとハムとスナックと水。

「じゃがいもが大好き」という彼女。
でもきっとジャガイモ料理は作れない彼女。
見ていて、昔、じゃがいもをレンジで蒸してマーガリンを乗せて食べていたことを思い出しました。たしかにね、おいしいよね、ジャガイモって。でも、成長期のおやつだったなーあれ。。日本人って、やっぱり食に対するこだわり強いのかなー。。Pが強烈なだけ?

とにかく、そんな彼女なので、私が作ったものはなんでも美味しく食べてくれます。ちなみにその日のよくわからないインドチックな料理も、彼女は美味しく食べてくれました。料理上手と言ってくれるし私も作るの好きなのでいいのですが、今度ピザおごってね。笑
| 日常 | 23:00 | comments(2) | -