日本にいたときは、ほぼ毎日、家と駅の往復に30分くらい自転車をこいでいました。スキなんです、自転車。坂道で大変でしたが。これをはじめたのは高校生になったとき。それまでは徒歩5分のところに学校がありましたから。で、なにがいいたいかというと、自転車こぎは足を細くする!ということ。笑。高校に上がって自転車をこぎだしてから、確実に足が細くなりました。そして、長期の休みや浪人でそれをやめると、足は太くなりました。すぐに、そして、かなり。イタリアに来て、もちろん自転車はありません。足(だけじゃないけど)がみるみる太っていくのを、ただ眺める日々。あぁ自転車がほしい。
自転車が手に入ったら、それにのっていけるとこまで行ってやるのに。
で、同居人Pちゃんに「自転車ほしーんだよねー。。」と言ってみました。
「わーいいじゃなーい。どこにいくの?メストレ?」
「ヴェネツィア。」
「え!うそーん、本気?勇気あるわねー。」
「いければねー。誰か自転車持ってる人、知らない?」
「F(大家)に聞いてみなさいよ。きっとあるんじゃないかしらー。」
そういえばそうだ、Pより先に大家に聞くべきだったわ。。
さて翌朝、つまり今朝。ちょうど朝ごはんを食べ終わったところの大家さんにキッチンで遭遇。
「ちゃーお、Pから聞いたんだけど、自転車ほしいんだって?」
「そうなのー。」
「ガレージにあったはずだから、壊れてなければ使っていいよ。今見てくるから。」
なんと!親切な大家。で、ガレージで使われていない古い自転車が発掘され、故障もなさそうだったので私が借りて使えることになりました!やったー!
「よく盗まれるから、でっかいチェーンを買ってつけてね。」
そして昼休み、あの汚い自転車を今使える状態にしなければ後々面倒になるに違いないと、勢いのあるうちにひっぱりだして乗ってみることにしました。
数日前までかなり寒かったのですが、ココ最近は昼間はかなり温かく、コートを着てると汗ばんでくるほど。チャリこぎにはもってこいじゃないか。とりあえず、いけるところまで。。。とこぎだしてすぐに疑問が。
自転車は車道と歩道どっちを走るんだっけ?
正解は車道だったらしく、自転車にのっている人(日本より多くて、年配の人もかなりいる。しかも飛ばす。)は皆車道を走ってる。しかも手信号をしてる。うーん。まぁ手信号はわかんないにしても、トリッキーな動きをしなければ大丈夫だろう。それにしても車道走るの、怖いなー。しかもこの自転車、高さは奇跡的にちょうどいいけど、超重い。まあ運動にはいいか。しかしあんまり大きい道路は行けないなあ、これ、怖くて。。。
でもとりあえず、ヴェネツィアまでは少し先の話になりそう。だって今日すでに結構疲れちゃったしー。。遠いなーヴェネツィア。。