チェロ伴奏の合わせに行ってきました。
シューマン、幻想小曲集。
知っていましたが譜を読んだのは初めて!
最近すっかりシューマンまみれです。
内容は…まぁ、通して確認して終わりな合わせ。
本番直前に頼んでこられると、室内楽に入るレパートリーでも
じっくり合わせができないので、なかなか悲しいです。
ところでそろそろ、私が文字通り、
「生まれ育った」音楽教室の発表会があるそうです。
つまり、母の教える教室。私はそこで11歳まで
ピアノとソルフェージュを習っていました。
ムスメの私がいうのもなんですが、
趣向を凝らした企画と、生徒の演奏レベルの高さは、
街の個人のピアノ教室とは思えない発表会です。
毎回、ソロと連弾のほかにオペレッタや合奏なんかもあって、
私もピアノ以外に色々とやってきましたが、、、
実家の音楽教室とあって、私の立場は先生の娘。
私にとっては最も緊張するステージなんです。
しかもまだ小学生だった頃は私は全然トップレベルではなく、
年上にも年下にも自分より才能もテクニックもある子が
結構いて、子供ながらにずいぶん意識してました(笑。
だから、大概、失敗。思い出すのはひどい事ばかり。
5歳位のとき、記憶にある最も古い発表会で、
アノ子のドレスが可愛くてやきもちをやいたこと。
その次くらいの発表会のオペレッタで、
年下の子と組んでセリフを言うのがシャクで
終始むっつりしていたこと。
その次は合奏で使わなければならなかったリコーダーを
前日小学校に忘れて、友達と取りに行ったし。。。
小6では自分の希望で背伸びをして曲を選んだのに練習不足で、
いつもは無関心を装ってた母が終に切れて楽譜をやぶったり、
(音大を目指すことにして、違う先生に習い始めてました)
結局間に合わなくて落ちまくって散々な演奏をしました。
発表会の最後に弾く予定だった母との連弾、
舞台袖に行ったのに楽譜を客席かどこかへ置いてきて、
大騒ぎして結局弾いたか弾いてないかも覚えていません。
コンチェルト2曲を弾いた事もありました。
止まってしまって、舞台上で伴奏者の楽譜を見て確認しました。
今のイタリアでの友達は、誰も私に失敗談があることを信じません。
が、結局思い返せば文句抜きに失敗ばかりです。
友達たちが数人、発表会でへまをして、
「カナは上手いからこんなことないでしょ?
私はこんなひどい演奏今までしたことなかったのに!」
と言ってますが、悪いけど失敗ならいくらでも例を出せますよ。
もし彼らが今初めて、人前でひどい演奏をしたなら、
むしろそれに驚き。言っても、みんな苦笑いですけど。。。
なんだかんだいって経験を積むことがなにより大切なのかな。
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