日時:2007/3/20 21:00 start
場所:Teatro Toniolo (Mestre)
演奏:
Orchestra d'archi Italiana
Mario Brunello(指揮・チェロ)
G.Lekeu
Adagio per archi
F.Vacchi
Sonata per cello e archi (da Cesar Franck)
R.Schumann
Concerto per violoncello e orchestra
**********
久々に演奏会に行ってきました。
まず最初の2曲、名前も聞いたことがなくて、いったい
どんな曲なのかと思って興味深く聴いてたんですが、、
まずLekeu(1870〜1894)。
セザール・フランクの弟子として学んでいる最中、
わずか24歳で亡くなった作曲家です。
曲は少しばかり残したそうですが、
この「弦楽のためのアダージョ」は、
とても美しい音楽でした。
演奏したOrchestra d'archi Italianaは、
弦楽合奏が持つ独特の妖しげな音色を、
美しく醸し出していました。
ほぼイタリア人で構成されているようでしたが、
なかなか良い楽団です!
2曲目はイタリア人で現在も活躍中のVacchiによる、
「チェロと弦楽のためのソナタ(セザール・フランクより)」
これは、要するにフランクのヴァイオリンソナタを
Vacchiがチェロと弦楽のために編曲したものでした。
オケとピアノは、レパートリーを共有する部分も多いですが、
こういうピアニスティックな曲を、ピアノから弦楽合奏にする、
という曲は初めて聴きました。
ペダリングやフレージング等も考慮した譜面になっているそうです。
ただあまりに有名な曲で、自分で譜読みをした経験もあっては、
やっぱり、なんだか可笑しくて、、、
ピアノで弾くとあんなに難しいけど、パートをいくつも分けて
大人数で手分けして弾けば易しいのかなぁ?と思ったら、
やっぱり相当たいへんそうでした。
もちろんテンポはかなり遅く設定していましたけれど…
チェロのBrunelloは、イタリアが誇る素晴らしいチェリストで、
確かにすごいと思ったのですが、どうにも曲が気になりすぎでした。
最後はシューマンの「チェロ協奏曲 作品129」
弦楽合奏編曲は、チェロのBrunelloによるものです。
シューマンにしては意外とシンプルで明るい目の曲かな?
と思わせるわりに、結局よくわかりませんでした。。。
私、頭が眠っていたのでしょうか(汗
というかチェロソロの弦楽合奏、って初めてだったからか、
耳にまだまだ新しい感覚でした。
でもまたあったら聴きに行くかな?どうだろう(笑
最後にアンコールで、バッハのチェロ組曲から一曲弾いてくれたのですが、
これっが素晴らしかったですっっ!!!!!!!
なーーーーんだアナタの音、全然今までのと違うんじゃん!
といいたくなるほど違う音色を出してきました。
もちろん協奏曲と、ソロとで同じ音を使うことは出来ませんが、
それでも、何度も弾いてこなしてレパートリーにすることで、
こうやって第一線のプロでも成長するもんなんだなーと、
妙に納得してしまったり(^^;
余談ですが、昨日は急に冬が帰ってきました!
朝は強風に雨、昼には一瞬雪になり、夜は晴れたものの
一日中寒いのなんのって…
一日で終わって欲しいです。。
応援クリック、お願いします!!!
→
人気blogランキングへ